恩返しと恩送り

毎月、開催されている明るく死について語るデスカフェに参加。
乗車予定の電車の時刻を勘違いし、乗れず。
次の電車は、30分後。
もともと、30分後のこの電車でも間に合ったのですが、
時間に余裕を持って行きたかったので、
時間を勘違いした電車に乗るつもりでいました。
しかし、電車に乗り遅れたお陰で徳を積めました。
待合室で電車を待っていると、高齢の女性から声をかけられ、
電車の行き先などを聞かれました。
私が利用する駅は、駅員さんが1人。
駅員さんと話す時は、インターホンで呼び出す仕組み。
でも、話せないことも多い。
駅の待合室にいたのも私だけ。
分からないことを聞きたくても聞くことすらままならない。
私がエスコートすることに。
お孫さんの応援に静岡まで行かれるという話から、
ご年齢、
同じ市内在住、
お子さんやお孫さんの話、
70歳から水泳を始めた話、
薬はあまり飲まない話、
などなど、
色々とお聞きかせくださいました。
恩返しという言葉があります。
私の両親は他界している為、両親への恩返しは、
家族全員、元気に過ごすこと。
直接の恩返しは難しい。
この女性へ恩送り。
亡くなった両親に直接の恩返しはできないけれど、
誰かに恩送りならできる。
電車に乗れなかったお陰で、新たな出会いがあり、
高齢の女性が安心して電車に乗るお手伝いをすることができ、
恩送り、徳を積むことができました。
今まで何度も参加している
デスカフェ。
今までの中で、
1番充実した神回となりました。
春の訪れを感じる土筆も見つけました。