筆跡診断について

「筆跡診断」と聞いて、どんなことを思い浮かべますか?

遺言書や事件の犯人からの文書など、誰が書いた文字なのかを鑑定する「筆跡鑑定」や「占い」と思われる方も少なくないのですが、「筆跡診断」は欧米では「グラフォロジー」(筆跡心理学)と呼ばれる学問の一分野です。

文字は脳からの指令で書いています。文字を書く時、何を書くべきかは考えますが、「この線はどのくらいの長さにしよう」となどは考えずに、書いていますよね。無意識に書いている為、「筆跡は行動の痕跡」とも言われ、その人の日ごろの行動傾向(習慣)がそのまま表れます。その為、筆跡を見ればその人の行動傾向が想像できますし、行動傾向が分かれば、その奥にある性格や深層心理も見当がつくことになります。行動傾向と筆跡傾向は連動しているのです。

上述の通り、文字は脳からの指令で無意識に書いているので、書いた人の性格や行動パターンがそのまま文字に表れます。筆跡診断では逆の発想をし、意識して文字の書き方を変えることで脳を刺激し、自分をコントロールすることで行動パターンや性格を変えることができ、結果、なりたい自分に近づけるようになります。

文字の書き方を変えることはなかなか難しいのですが、意識して努力した方は結果が出ていますので、気長に実践してみてください!